「好き…だったんだ、入学式の時から…」




あ~ぁ。
またかぁ……


あれから一週間



またしても告白されてるあたし


階段の踊り場から見える雲一つない青空を見上げながら考えた



この人で7人目……
ラッキー7じゃん!




「あの……聞いてる?」


考え事をしてたあたしに
不安そうに見つめる
名も知らない男






「あ、うん。」
適当な返事を投げ返す



同級生なのか
もしくは先輩なのか

けどどう見ても後輩には見えない



ちょうど中間地点の2年生
色々考える事があって面倒だ



「それで……もし…よければ…」


「ごめんなさい!」

あたしは勢いよく言葉を遮った