「マジ!?」
「マジ。超マジ。」
お昼休み
あたしは千絵と二人お弁当を囲んで
ゴールデンウィークの出来事を話した
ざわつく教室
相当驚いた様子の千絵は開いた口が塞がらない。そんな感じ。
「まさかあんな超がつく程の御曹司だなんて思わなかったよ。」
「だねぇ。あれだもんね……。」
千絵がそうぼやいたと同時に
教室の扉が勢いよく開いて現れたのはもちろん
「桃ちゃーん!!」
飴玉男。
「あんたもっと静かに来れないの?」
「飴玉くんは足音でわかるよねぇ。笑」
「だって早く会いたかったんだもん!」
千絵が笑ってるのもお構いなしで
相変わらず飴玉男は今日もフル元気
もうこの光景が日常化してて
あんなに注目してたクラスメートさえ誰もあたし達を気に止めない