チッチッチ……
明かりが消えた部屋で
時計の音しか聞こえない
あたしはなかなか眠れなくて
暗闇にかすかに見えるソファーを見つめた
横に寝ても寝れるんじゃないかっていうくらいのこの大きいベッドに
飴玉男の甘い香り
包まれた飴玉男の服からもその香りがして
あたしの心臓はさっきから甘い痛みを伝えて来る
どうしよう……
何か寂しいよ
飴玉男……
広い広い部屋
大きなベッド
そしてベッドから距離のあるソファー
こんなに近くに居るのに
どうしてこんなに遠いんだろう……
隣にいてよ……
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