早く


あたしに追いついて






外灯に照らされた飴玉男が口を開いた




「気にしてないよ。」


「え?」


「だーかーらー!気にしてない!」



何がよ!


飴玉男の言葉を理解出来ないあたしは首をかしげる



そんな様子を見て飴玉男が再び話始めた





「桃ちゃんの過去がどんなでも気にしてないよ!



俺は今の桃ちゃんが好きなんだもん♪」




まるで応援演説のように大声でそう言った飴玉男





「過去を含めた今の桃ちゃんが大好き!」



そして両腕を広げて笑った