「だって俺、今桃ちゃんが考えてる事わかるよ?」
「じゃあ何考えてるか当ててよ。」
5m離れてるあたしと飴玉男の距離は
今のあたし達を示してるように見えた
近くも遠くもない存在
近付きたくても
勇気が出ないあたしは飴玉男と距離を置いてばかり
冷たくしたくないのに冷たい態度取って
可愛いあたしを見せたいのに
可愛くない態度ばかりで困らせる
あなたはあたしに近付こうと必死で頑張ってくれてるのに
あたしは逃げてばかりだった
「当てていいの?」
「当たったら付き合ってあーげーる。」
ほら
また素直になれないんだ
でもきっとあなたならわかってくれるよね?
「よっし!絶対当てる!」