振り返ったあたし達を見て元カレは続けてこう言った





「その女、超遊んでるから気をつけた方がいーぜ?」


元カレは長い髪の毛をいじりながら笑った



あたしが嫌いだった長い髪の毛




「飽きたらすぐに別れて捨てる。また他の男を探す為にね。」


元カレの連れも
後ろであたし達をバカにしたように笑ってる




「まぁあんたも捨てられないように気をつけなよ。」


だらしなく下がったズボンに手を入れながら飴玉男を見てそう忠告をした




悔しくて

こんな事飴玉男に聞かれたくなかったのに



あたしは足が石になったように重たくて
その場から動けずにいた





相変わらずケラケラ笑う元カレ達に
口を開いたのは飴玉男だった