「そっか。」
「うん………。」
いつもの屋上に千絵と二人
柵に寄りかかりながら真っ青な空を流れる雲をただ眺めるあたし達
「やっと認めたね♪」
千絵のその言葉に
あたしは両手で熱くなった頬を隠す
そう
あたしは千絵に
この気持ちを告げてみた
飴玉男を好きという事実を
「まぁそうなるとは思ってたけど。」
「何でよ。」
千絵は少しだけハニかんで
「だって桃、飴玉くんがうちのクラス来るたんび、嬉しそうだったよ?」
そう言った
「嘘ぉ。」
そんなバカな!
「ま、恋なんて自分じゃわかんないもんだよ。」
ポンとあたしの肩を叩いて屋上をあとにした千絵