世界中に男のひとなら
何万人、何十万人、何千万人
何億万人いる・・・。
なのに、君に出逢ってしまった。
偶然や運命なんて言葉じゃ
きっと片付けられないよ。
でも、分かってる。
叶わない恋だってこと。
あと、何回泣いたら・・・、
何粒涙を流せばあたしは
君の特別になれますか?
これ以上何を頑張れば
世界でたったひとり
君に愛される女の子になれますか?
誰に聞けばその答えは分かるのかな。
涙なら嫌ってほど流しました。
ねぇ、神様。
この恋は何をしても
報われることはありませんか?
何気なく交わす挨拶。
他人じゃないんだから
挨拶くらい当たり前・・・。
なのにこんなに・・・、
左胸の音が高鳴る。
君に聞いて欲しいよ。
君のそばにいるときだけ
聞こえる想いの動く音を・・・。
出逢いに理由なんてない。
出逢っちゃったもんは仕方がない。
でも、別れはいつだって理由を持ってる。
したくなくても別れはくる。
この違いは・・・、何??
また胸が痛んだ。
君ってひとはどうして
そんなにあたしの心の中に
入り込んでくるのでしょう。
その度に流すのは涙。
その度に確認してしまうのは
涙よりも暖かい君への想い・・・。
「叶わなくても大好きです。」
君の後ろ姿にそう呟いた。
tear☆.。.:*