「いや~かわいいね。
日本にまだこんなピュアな女の子がいたなんてね。」

一番最初に声をかけてきたコーラフロートの人が私の頭をなでる。

・・・あぁぁ、せっかく髪の毛束ねたのに。

とは口に出さず、黙ってなでられておいた。



「ねぇ、君なんて名前?」

・・・なぜこのタイミングで名前!?

「や・・・安西ひな・・・です。」

「ふ~ん、ひなちゃん・・・ね。」


ん~・・・心なしかこの人、ニヤニヤしてる気がする。



直後、このときなぜすぐ厨房に引っ込まなかったのか深く後悔することになった。