<<隼人side>

俺が3年に吹っ飛ばされて起き上がった時、誰かが俺の手をつかんだ。

「はっ!??」

思わず声を上げてしまった。
敵かと思って、こぶしを握った。


でも、その相手は・・・

「メガネ・・・探してください・・・。」

聞こえたのは情けなく震えた、細い女の声だった。

あたりに警戒しながら声の主を見てみる。