新島は、あたしや幸人が、富谷や中込と出会った時、あの場にいたんだ。 学校はこの公園の近くだったが、ここからは家が遠く、サッカーをする時だけ寄り道をして帰っていた新島。 だから、普段はあたしらと会わなかった。 そして、あたしらはいつも新島のことを「キーパー」と呼んでいた。 それから、しばらくして富谷は、おじさんとおばさんの家に行った。 そこで、新島と富谷は偶然にも家が近所になり、新島はその後に富谷の右腕になった。