『で、どうこたえた?』 『何も、こたえらんなかった…。』 『あの時水城からは、お前が水城をかばって怪我したことくらいしかきかなかったけど、実際のところ何があったの?』 加賀美 幸人がきくと、長谷川 春はその日の事を全て加賀美 幸人に話した。 ― 1月4日。―― 紗波と俺、長谷川 春は教室を借りて、2人で話をしていた。 すると、教室のドアを開け、見知らぬ男が入ってきて、 『あんた、誰…?』