『さぁな。お前みたいな王子様がいたら、春ってやつだって出て来れねぇーよ(笑)助けるには、お前だけで充分だもん。』 『じゃあ、何でお嬢の正体を知ってる?』 加賀美 幸人に言われ、少し戸惑った闇の男は、 『そのうち、わかる時が来んだろ…。お嬢を頼む…なんて偉そうに言える立場じゃねぇーけどさ。』 言葉を濁した。 『お前、まさか………長谷川 春……か?お前が、闇の…男………?!』