『あいつ…。全部…か?』





『あぁ。俺が闇の男だってこともね。』





『何か…言われた……?』





『ありがとうって…大好きだったって……。』





『…んだよ!一生の別れみたいな言い方しやがって…。』




加賀美 幸人は、座ったまま頭を抱えた。







『幸人のことも大好きだった…んだって。』




『くっ…。』




加賀美 幸人は、泣き崩れた。







2人はそれから、手術室をずっと見つめていた。