『無茶する…?』 『その肩の怪我もそう。前には、腕も怪我してる。』 『あたしは、そんなに怪我ばかりする子?』 『あぁ(笑)見てないと、すぐにどっかにいなくなっちゃうし、危なっかしいというか、なんというか…。』 春は、思い出すように笑った。 『今のあたしより、昔の危なっかしいあたしに戻ってほしいって、春は思う…?それが、たとえ思い出さなくてもいいような、よけいなことまで思い出したとしても。』