あたしは目を覚ますと、物凄い頭の痛みに襲われた。 『こ…こ……は?』 『病院だよ。』 あたしは何で、病院になんかいるの…? 『君は1ヵ月も、目を覚まさなかったんだ。幸人くんたちはずっと、心配してましたよ?』 ゆきと……って誰……? 『水城さん?!汗 君……自分の名前はわかりますか?』 『はい。あたしは、水城 紗波です…あたしは……なぜ病院に…?』 わからない……何にも思い出せない。