『オジョウ、ヨワイ。』 『あぁ(笑)弱くて結構だよ!!そんなちんけな強さなんていらねぇーんだよ!!あんたに本当の強さってもんを教えてやる!』 『ボク、ツヨイ!!』 あたしは、そっと手をおろした。 『ヨワイカラ、テイコウシナイ。』 『これが、あんたの知らない“ 本当の強さ ”だよ!!』 そして、目をとじた。 開いた傷は、元には戻せない。 ならば、いっそ……