『俺が…?』





『紗波とめれるのは、幸人しかいねぇーだろ?俺には…無理そうだ……。』





『なぁ。お前さー…』




加賀美 幸人も、やっとベンチに腰をおろすと、




『あいつが…水城が、何であんなにも頑張ってるかって知ってる?』




長谷川 春にきいた。





『いや…。』





『水城は、昔から正義感だけは凄く強かったんだけどさー、今あいつが頑張ってんのは、多分、強い正義感だけじゃねぇーんだ……。』