『……。』




ついに春は黙ってしまった。







『港にあたしが連れて行かれた時…春はどうして来なかったの……?』





『……。』




何で…何もこたえてくれないの……?







『紗波。もう、無茶すんなよ…!』





『春は?!春は無茶してない?あたしのせいで、怪我したりして…』





『してないよ。もともと、俺は、よく怪我してるし、慣れてるから…。』




この言葉……。







『春…やっぱり……』