『ぐはっ…!!』 男が倒れ込み、あたしが立ち去ろうとすると、 『待てよ!!!!!』 力強くあたしの肩を引いた。 『くっ…んだよ!!!!!お前は負けた!』 『まだ負けてねぇー!!』 男がポケットから取り出したのは、ナイフだった。 『負けてなかったとしても、武器を出した時点でお前の負けだな。』 ナイフ目掛けてキックをくらわせると、ナイフは地面へと転げ落ちた。