『ホント変わったな…。前なら、すぐにでも助けたじゃん。俺がとめたって、聞く耳なんか持たなかった。今の水城は、やっぱ水城らしくねぇーよ!』
『あ…あたしにだって、素直になれない事情ってのがあるの。自分らしく過ごすために、抑えてるんだから……。』
『那奈っつったっけ?その子友達なんだろ?友達くらいは助けてやれよ。』
幸人の言葉は正しかった。
那奈は大切な友達だし、那奈にはいつも笑顔でいてほしい。
でも、自分をさらけ出すのだけは避けたかった。
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