『…どこにいる?』 『隣の街…ここまで走って来たんだ。助けてやってほしい!』 『お嬢……行くぞ。』 珍しく幸人から、そう言い出した。 ―― 隣の街。――― 『あれ、お嬢じゃねぇ?』 『うわぁ~♪お嬢カッコイイ↑』 『この辺に、珍しいな!』 街では、皆が噂をしていた。 あたしの大学の友達…いったい誰なんだろう……? 何も…どうか何もありませんように……。