『こいつ…さっき春と一緒にいた、春の彼女だ……よな?』 『春なら来ないよ(笑)だって、彼女じゃねぇーもん。あと、お前らついてるよ!あたしの正体を知れるんだからな!!』 あたしは2人の腹を殴った。 『うっ……』 倒れ込む2人を背に歩き出すと、 『あんた…まさか……鬼の?』 『あぁ。そうだよ!!』 あたしはそう言って、立ち去ろうとしたところで脇道から出てきた男に口を押さえられた。 どんどんと、意識が遠退いていく…。