『あんた、誰…?』 知らない男だった。 『悪いけど、兄ちゃんに用はないよ。俺が用があるのは、あんたのほう!』 男はあたしを指差しながら、一歩一歩ゆっくりと、近づいてくる。 『あた…し……?』 今は春もいるし…鬼のお嬢にはなれない……。 でも…春にもしもの事があったら(汗) 『そう。あんた↑あの鬼のお嬢ってのは、あんたのことだよな?笑』 『えっ……?』