『な…何で?急に……。』 『元々、鬼のお嬢は伝説だったんだし、その伝説のために自分自身を犠牲にしてる水城って、水城らしくない気がする…。』 よく言うよ!そんな寂しそうな顔して…。 『伝説なんかじゃないよ…。それに、それが伝説だったとしても、その伝説があたしだってことに、かわりはない。』 『じゃあ、何で、春ってやつも水城もお互いにお互いを好きなのに、付き合わないわけ?それは、鬼のお嬢のことがあるからだろ?!』