…♪……♪…♪ あたしの携帯が鳴り、誰からか見ると、春からだった。 『出ろよ!クリスマスのお礼もまだだろ?』 『うん。』 幸人に言われ、あたしは渋々、春からの電話に出た。 渋々なんて言うと、嫌いになったみたいな言い方だけど、そうじゃない…。 どんなに頑張っても嫌いになれない自分に、制限をかけているだけだった。 『もしもし。』 『明けましておめでとう!今年もよろしくな↑』