『え…?汗』 わけがわからなかった。 突然、この間助けてくれた男が出てきたと思ったら、その男から春って名前が出てきて…。 お嬢であるあたしが、紗波だというのがこの男には、気づかれてるような気さえした。 『その前にさー、あんた誰なわけ?』 『聞いたことないかな? ……闇の男って。』 その言葉を公園のかげで、きいていた幸人が、あたしの前に駆け出してきた。