― 9時半。―― あたしが目を覚ますと、隣のベッドに春の姿はなかった。 あたしは帰る準備をし、ベッドに座った。 『ん?…何だろう……これ。』 テーブルの上に、紙が置いてあった。 【 先に出てるから、ホテルを出たら連絡して↑ 春。】 あたしは慌ててホテルを出ると、電話をかけた。 『早かったねぇ(笑)寝るの遅かったんだから、もう少し寝てれば良かったのに!』