『春(ハル)のこと…紗波ちゃん、よろしくな……!あいつ過去のことはあんまり話さないけど、色々とあったみたいだから。あ!あと、安心して隣のベッドで少し休みな↑春(ハル)は、意外と律儀な男だから。』





『はい。皆さんも、ゆっくり休んで下さい↑』




あたしは静かにドアを閉めた。





春のこと……。


よく考えてみると、あたしは何にも知らない。





春の寝顔を見ながら、あたしは隣のベッドで眠りについた。