― 建物の外。―― 『出てきたぞ!子どもが走って出てきた↑↑』 『おい!大丈夫か?中で、姉ちゃんと会わなかったか?汗』 加賀美 幸人がきくと、 『会ったよ。先に行けって!他に残ってる人がいないか確認したら、行くからって!』 少年の海は、こたえた。 『くっそ!あいつ!!!!!下手な嘘つきやがって!』 加賀美 幸人が飛び込もうとしたところに、 『死にたくなきゃ、やめときな!』