『誰かいるか?』 『いるなら、返事してくれ!』 声をかけながら、慎重に奥へと進んだ。 『おーい!ゴホッ…誰かいないか?』 このままじゃ、長くは持たない……。 『いたら、返事をしてくれ!!!!!』 あたしが怒鳴ると、 『助けて!』 子どもの声が、近くからきこえた。 『そこか!怖かったな↓』 子どもを抱き上げると、 ミシッ!