―― 病院。――― あたしは次に目を開けると、病院のベッドの上にいた。 『紗波。』 『春…ありがとぉ↑時間も遅いし、もう帰って良いよぉ。』 『紗波の両親には、先生が連絡したから。あと、これ!ここに置いとく。早く治せよ(笑)』 『あ、うん(笑)』 春は後ろ手をふって、部屋を出ていった。 今日1日だけで、春とは色々なことがあった。 春は皆の人気者で、近づけない存在だったはずなのに…。