『鬼の…お嬢って……あの?』
『あぁ。』
『本当に?慶の友達なの?』
『そうだよ。』
慶のお母さんの顔が、どんどんと緩んでいくような気がした。
『鬼のお嬢とは知らずに、失礼なことばかり言ってすみません(汗)最近、イライラとしすぎてました…。夜ですし、中に入って下さい。』
あたしと幸人は、慶と慶のお母さんに招かれて、家の中へと入った。
部屋の中は綺麗に片付いており、TVのわきの棚には昔撮ったであろう家族写真が飾られていた。
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