「……ごめん……驚いただけだよ」



キースに叱られ、しゅんとなるクリス。



そんな姿を見ると可愛いなと思ってしまうキースだ。



フッと笑うと、もう一度クリスを引き寄せる。



「ちょ、ちょっと待った! キース、「なえる男」ってどういう意味なんだ?」



「あー 忘れてくれ」



苦笑いしながらそう言うと唇を重ね今度は押し重なるようなキスをして舌で口内を弄ぶ。



「ふ……ぁ……」



クリスは以前、キースにキスをされ我を忘れてしまいそうになった時のことを思い出した。



「舌を絡ませるんだ」



一瞬、クリスの身体が硬直したがもう一度唇を重ねるとおそるおそる言われた通りに動かす。



そこからは本領発揮と言った所だろうか、クリスの望みを叶えたキースだった。