「そうだ……キースは経験豊富だよな?俺に教えてくれないか?」



キースは聞き間違えたかとクリスの顔を見た。



「何を言っているんだ?耳がおかしくなったのか?それとも俺の聞き間違いか?」



「聞き間違いじゃないよ 俺にその……男と……女のこと、教えて欲しいんだ」



「お前……」



「だって、知らない奴と知らない事をやるなんて出来ない キースに教えてもらえれば怖くなくなると思うんだ」



「本気で言っているのか?」



突拍子もない考えにキースはあっけにとられていた。



「本気だよ 教えて欲しい」


「やめろと言っても止めないぞ?」


脅しのような言葉にもクリスは頷いた。