キーンコーンカーンコーン♪
終わった。
♪ピロリロリン♪
ケータイが、鳴る。
『どうしたの??なんかあった?』
マナミから、メールが届いた。
今あったことを、すべて教えた。
その後に、
リョウヤ君のほうへ、
足が向く。
歩き出す。
「さっきは、あたしのせいなのに、ゴメンネ。」
「ううん。きにしないで。男は、女の子を助けることが、
当たり前なんだから。女の子が、先生に怒られるのって、
かわいそうだし、見てる俺が、いやなんだ。だから、
いいの!」
彼は、こう言ってくれる、優しい人だ。
だから、私は、彼のことが、スキなんだ。