そんな二人に応えるように精一杯の笑顔で"ただいま"と告げた。 朔兄と夜琉兄も私に続いてパパとママに挨拶をする。 「学校はどうだった? 榛弥と大智元気だったか」 『うん、元気だった。ビックリしたよ。また今度顔出すってゆってた』 「まぁそりゃあそうだろうな」 『あと私の正体すぐにばれるかも……』 「なんでだ?」 私の一言で顔つきが真剣になった。