「そんなことより親父、なにか話しがあったから集まったんじゃないのか?」



朔の言葉に思い出したかのように話し始めるパパ。



「おう!そうだった」



『なんなの?』



「実はな、柚葵の転校先が決まってな。そこの学校に行ってくれるか?」



『いいよ。それでその学校は?』



「桜鬼なんだがぁ…」



「桜鬼だぁ!?親父、本気で言ってんのか!!!」



「夜琉、落ち着きな」



「大丈夫だ、あそこにはあいつらもいるし心配ないだろ」



「………だけどッ……!」



「そんなに心配ならお前ら二人で様子を見に行きながら送り迎えすればいい」