「…なんでそんなに避けるの?私、アキに嫌われるようなことした?」


今にも泣き出してしまいそうなのを必死で堪え尋ねる。



「アキだからだよ?アキだから構いたくなるし、キスだって嫌じゃなかったんだよ?」


一気に気持ちを言い終わって、顔に熱がこもるのが分かる。


アキは何も言ってこなく、私は不安な気持ちが大きく膨らんできた。



急にこんなこと言われても困るよね…。


そんな沈黙を破ったのはアキの声だった。