「アキ?」


「なんで?なんで俺に構うん?俺、お前の意思無視してんぞ?」


「…なんでって、そんなの決まってんじゃん」


アキを見つめ口を開く。



「アキが…」


「ごめん、帰る」


言葉を遮るように席を立つアキ。



「ちょっと待ってよ!!」


慌ててアキの鞄を掴み、引き留める。