口をぽかんと開けるしかない。



「つーちゃんが…

来る?


な、何で」




「連絡が入りました。

燿から。」






亮さんは燿さんと友達らしく、

barに来る日には連絡が来る、という話は

以前聞いた。






「嬉しい?」



「はい

もう本気で給料いりません」





亮さんは口角をくいっと上げてクスクス笑った。