「はい、 サービスでクッキーね。 今日私が焼いたの。 良かったら。」 エミコさんがテーブルにコトン…と トレーを置いた。 「今日はつーちゃんとお話出来たの?」 その質問に 少しだけ目が覚めた気がした。 と、同時に極度の恥ずかしさがこみ上げる。 「あらあら。 そんなに顔赤くしちゃってー。」 エミコさんは嬉しそうだ。