そこで私は初めて 時間が過ぎていた事に気づく。 こんな事したら つーちゃんには 迷惑だったろうか。 なんて、落ち込む私を見て 優しいつーちゃんは 「大丈夫大丈夫。 りさちゃんも学校頑張ってね。」 と、笑顔で去っていった。 チリリン…と心地よい音を鳴らす、ドアベルを ただボーッと 見つめるしかなかった。