嬉しそうにケーキを取り出して食べる千波。



「あっ、そうだ。あたし、空ちゃんの文化祭行くんだぁ」



「は……はぁぁぁ!?」



待て、待て!
俺の邪魔する気かよ!

今度こそ、二人きりで…と思ってたんだぞ?



「文化祭に行って、距離縮めて告白しようとしてたんでしょ。まだ知り合って間もないのに、いきなり告白されてもね…」



大当り。
つか、お前、偉そうに語るなよ。

確かに今、告ってもダメだってことはわかってんだよ。


それでも、早く告白しないと他の誰かに奪われそうで…。

不安だ。