「お姉ちゃんの友達の…」



ドキッとした。
急いで千波は、麻波の口を手で塞いだ。

空の前で、爆弾発言をするのかと焦った。



「麻波っ、あんたお腹すいたよね!空ちゃんもっ」



「うっ、ぐぐっ、おねぇひゃん!」



「さぁ、次の駅で降りてパスタでも食べよっ。いいとこ知ってんの」



空は不思議そうに頷いた。

千波…サンキュッ。

マジで危ないな…。



麻波は、まだ何か言いたそうだったが、千波が睨んでいたおかげで黙っていた。