片付けをして、職員室に戻ると数人の教師が寝ていた。
起こさないように、そっと出ていった。


…そういや、放課後ボーリングだったか。


一応、組長と千波にメールしなきゃな。



「笹河先生」



「何だ………麻波…」



睨む麻波が目の前に。



「馬ー鹿」



「…今は授業中のはずだけど?」



「気分悪いから。ねぇ、保健室連れてって」



いきなりしゃがみ込んで、手を伸ばした。

わざとらしいぞ。


それでも、ずっと俺を見つめてしゃがんでる。


仕方なく、おんぶをすることになった。



「あたし、許さない」



「わかってる」



そんなこと。