蒼空とやっと付き合えたこと。

何もかも繋がったこと。


また後悔だらけ。


涙はもう出ない。

出なくていい。


このまま、年寄りになっても涙なんていらない。



「慶ー、寒いだろ」



「あぁ」



またお前を探してる。

でも、決めたんだ。


もう恋はしない。

結婚なんて絶対しない。


どんなことがあっても、俺はもう二度と。



「何考えてんの?」



「何も」



俺は、こいつと組長さえいれば、強く強く、生きられるはず。


強くなってみせる。



「慶、今日は寂しいのかなぁ」



「何だって、裸で外に出たいのか」



「い、嫌ァァ!!」



蒼空、幸せになってくれよな。