「はぁ………」



阿波のやつ、どんだけ仲間いるんだよ。

もう…何百と倒した気がする。


頭痛が酷い。

エレベーターで最上階まで行こうか、悩んだ。


途中で止められたら最悪だな。


仕方なく、階段を使うことにした。


…っっ、いてぇ。


阿波の野郎、最上階にいるんじゃねぇよ!


……はぁ……はぁ……。



「ん…あぁ!!」



「あ?……阿波ァ!」



あと少しというとこで、親玉登場!


有り難いなぁ、お前が迎えに来てくれて。



「…お前で最後だ、阿波」



「さ、笹河……」



「何で組長らの部屋に盗聴器仕掛けやがった!」



拳銃を取り出して、脅した。

オドオドとしながら、後ろに下がっていく阿波。