「……ギャアアアア!!笹河さんっ!どこ触ってんだ、ボケェ!!」


「…相変わらず、うるせー女」


いきなり起きたと思えば、開口一番…そんな言葉だとはな。


「だ、だ…?あ、あれ、あたし…確か…」


「ほら、帰るぞ」



「は、はい…」



自分の足を叩いて、蒼空の手を引っ張った。

後ろから木場がやって来た。




「…死んだそうです。あの男」




「……は?」



「あなたが出てった後、自殺したようで…」



…龍平。

お前が何したかったか…わかんねぇよ。


ただ、憎しみが大きくなったってことしか。