何ひとつ変わらぬ姿に驚きながら、蒼空は近づいてきた。


「また暴れたんですか?」



「違っ…」



「でも、コップ投げたでしょ」



そう言って、イスやら何やらを片付け始めた。

言いたいことは、たくさんある。

でも、まず…。


何故、戻ってきた?


「相変わらず、笹河さんは子供で、あたしは大人になって…」



「お前も変わらねぇな…特に胸が…」



「はぁ?!変わりました、もうあの頃のあたしじゃないし!」


そう言って、ニコッと笑った。

何もかも、懐かしい。


それより、聞かないといけない。